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BUSINESS
事業内容

撚糸から織物ができるまで

当社で製造している特殊繊維・衣料品は、織物設計に基づき織布工程を経て出来上がります。
各工程について詳しく紹介していきます。

織物設計とは
製造する織物規格に基づき、組織図、経糸本数、長さ、タテ糸・ヨコ糸密度、幅などが決められた設計書のことをいいます。すべての生産工程に通じる「基準マスター」と云える。
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原糸の入荷

綿、麻、羊毛などの天然繊維から化学繊維、ナイロン、ポリエステル、ポリプロピレン、レーヨン、スパンデックス、アクリル繊維など、製造する製品により、使用する糸は多岐にわたります。そのため原糸メーカーより、当社に入荷される原糸は、素材も種類も様々です。入荷した原糸は、即原糸倉庫に保管されます。

織るまでの準備工程

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巻き返し

織物設計に基づき、必要な数量の糸を一定の張力で引き出し、「撚糸ボビン」「パーンボビン」に、その必要な長さだけの糸を捲き取ります。

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撚糸

織物の風合いを良くすることと製織性向上のために原糸に『撚り』加工する工程です。2、捲き返しで出来上がった撚糸ボビンを撚糸機に仕掛ける作業をしていきます。当社は撚糸機(カバリング撚糸機 80台)と(ダブルツイスター 10台)の設備を保有します。

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整経

約1000本前後の撚糸された製品を、整経クリールに仕掛けします。そのひとつひとつから繰り出された糸が、またその先にある大きなドラム状の部分や鋼鉄製のビームに巻上げる工程です。

クリールとは・・1000本前後の撚糸製品を仕掛ける「棚」のような装置

POINT織物の機能性に関わる、整経工程の4つの重要ポイントがここにあります。

  1. 糊剤を付着することにより、糸の表面を滑らかにし、製織時の摩擦を軽減する
  2. 糸を形成する繊維を互いに密着させ、強度を保持する
  3. 織物が仕上がった時の風合いや手触りを良くする
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整経(ビーミング)

4、の整経(ワーパー)で出来上がった、約1000本前後をシート状にして巻き取ったビームを、設計規格に合った本数(8000~12000本)となるようにして、織機用のビームに合わせ巻きしていく。

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綾取り

整経されたタテ糸(8000~12000本)ビームを、1本ずつきれいに整列させるために、1本ずつ交互に綾ヒモを通す工程です。

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引き通し

織物設計に基づき、経糸を1本ずつ、織物品番毎に、それぞれ決められている方法で、ヘルドと(おさ)に通す工程です。
製織工程にうつる前の、最後の準備工程作業です。

織りの工程

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製織

タテ糸の準備を終えたビームを織機に仕掛けます。設計書通りの織物組織(柄)になるように、開口、緯入れ、筬打ち、送り出し、巻き取りの織機の「5大運動」によって、糸から織物生地(生機)に仕上げていきます。

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織物生地(生機)品質検査

織り上がった織物生地を、検査室にて、検反機にかけて、目視検査で欠点となる「織キズ」の有無確認を、ライトを活用して品質検査を行います。

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サンプル検査

織物設計に基づいて、出来上がった生地サンプルの品質に異常がないかどうか、生機の状態のものと、簡易的な染色を施したものと、2回のサンプル検査を行います。

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出荷

品質検査済みの生機製品は、ポストパレットに積載され、製品倉庫へ、出荷先(地域エリア別)で保管します。出荷の際は、配送トラックのドライバーさんの厳重な現物チェックのもと、手際よく積み込みされ、各地域エリア(各工場や商社など)へと出荷されます。

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